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ISOと各種の国内規格との関係

こんにちは。創研BizISO事務局です。最近、寒くなったり暖かくなったりを繰り返す、春が近づいてきている感じがしています。
私の春はどこに・・・(笑)皆さんは、そんなことにならないようにしましょうね。また、花粉症が厳しい季節になっています。今年から、私も鼻が反応している気がしています。辛いですね。ティッシュが離せない季節でもありますね。くだらない、話はここで終わりにします。

ISOシリーズのISO各種の国内規格との関係についてお話いたします。

 「規格」と呼ばれるものには,国内の規格もあります。たとえば,JISやプライバシーマーク(Pマーク)などは,「日本の国内規格」として,なじみ深いものかもしれませんが,これらの国内規格は,「国際規格が既に存在する場合」には,その「国際規格と整合性をとること」が,ISOの策定参加国には義務づけられています。
 たとえば,先に取り上げたカードサイズは,実は国際規格であるISO7810と,国内規格であるIEC7810とで共通の規格になっています。その一方で,国際規格にPマークに相当するものはなく,あくまで日本国内でのみ対応している規格となっているのです。
 このように,国際規格と国内規格との整合性が図られた上で,また,国際規格に定めがないものについては,その差分が明確化された上で,「国内規格」として定められることになります。
ということは,ISOという国際規格に則っていれば,「差分」が発生するために追加して対応すべき部分はあるものの,「国内の規格にも,基本的には沿っている」ことになるわけです。

1.ISOが注目されるワケ

(1)国際標準規格が求められるワケ ~ 「非効率」を排除する

では,ISOが注目されるのはナゼでしょう?
大きな理由となるのは,世界のボーダーレス化,です。世界のボーダーレス化については,「国際競争」「国際協調」「ヒト・モノ・カネなど,あらゆる側面で,流通面の障壁がなくなること」など,さまざまな解釈ができるかもしれませんが,その解釈よりは,「それが,どのような影響を及ぼすのか?」をとらえることの方がより重要でしょう。そしてこの影響は,モノの規格が国際的に定められている際の利点から考えるとわかりやすいかもしれません。
たとえば,ネジ。その大きさがバラバラだとしたら,いくら耐久性に優れるなどの利点があったとしても,その国ごとの規格に応じて作る必要が出てきます。もちろんそれはそれで,「参入障壁になりえる」という可能性はあります。その一方で,大量に生産して国際的に流通させようとすると非効率でしょう。専用の製造設備を用意する必要があるなど,さまざまな対応が必要になるからです。
つまりモノの規格が「世界的に共通である」ことは,「効率」という面で,非常に重要なことと考えられるわけです。またそれが,モノの国際的な標準規格が必要な理由と言い換えられるのではないでしょうか。

(2)マネジメントシステムも効率的であるべき

では,マネジメントシステムに国際的な標準規格が必要な理由は何でしょうか? 実は,これも,世界のボーダーレス化で説明がつくことがわかるのではないでしょうか。
たとえば,今,日本は空前の人手不足の状態と言われています。そのような事情からも,外国籍の方が日本企業で働いていることは,ご存知のとおりでしょう。ではこのとき,外国籍の方に,「日本では(自社では),こうしているから,それに従え」というのは,効率的な方法と言えるでしょうか? どのような歴史的・文化的背景を持っていようと,「同じ考え方」で,「同じやり方」で,組織活動を行った方が,圧倒的に効率が良いのではないでしょうか? 
働く側にとっても,それは同じこと。非常に能力が高いのにも関わらず,「体系化されていない独自のしくみを,新たに覚えること」に労力をかけるのはムダが多いことになります。となれば,能力が高い方であればあるほど,同じ雇用条件であっても,あるいは,むしろ多少条件が悪くても,「国際標準規格に則ったマネジメントシステムを持つ組織を選ぶ」はずです。その方が,「短期間で,自身の能力を発揮できる環境にあるから」です。

(3)ISOが注目されるワケ ~ 国際標準規格に則る=競争のミニマムラインに立つ

このように見てくると,モノの規格にしてもマネジメントシステム面の規格にしても,「国際標準に則ること」が非常に重要であることがわかるのではないでしょうか? もちろん,国際標準規格に則っていさえすれば競争に勝てるのか,と問われれば,それでは不十分でしょう。そうではあっても,少なくとも最初から除外される対象にはならないこと,は,間違いありません。つまり,モノの規格も,マネジメントシステムの規格も,ISO規格に則ることは,競争に参加するための最低条件,とも言えるわけです。これが,今,ISOが注目される理由だ,と言っても,言い過ぎではないのではないでしょうか。

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