皆さん、こんにちは。創研BizのISO研修事務局です。
秋の気配が感じられる今日この頃、いかがお過ごしでしょうか?心地よい季節の変わり目に、組織の内部監査を見直す良い機会かもしれません。今日は、ISO内部監査の進め方・全体の流れについてのお話です。
内部監査は、組織の品質や環境マネジメントシステムを維持・向上させるための重要なプロセスです。しかし、実際に監査を行う際には、どのように進めればよいのでしょうか?本日のお話は、内部監査の全体の流れとそのポイントを詳しく解説し、効果的な監査を実現するためのヒントをお届けします。
1. 監査計画の策定
・目的の明確化:監査の目的や範囲を定義します(例: 規格の遵守、プロセスの有効性評価)。
・スケジュールの作成: 監査の実施日程や対象部門を決定します。
・リソースの確保:監査を行うための人員や資料を準備します。
2. 監査チームの編成
・監査員の選定:経験や専門知識を持つ監査員を選びます。外部監査員を活用することも検討します。
・トレーニング:必要に応じて監査員のトレーニングを実施します。
●弊社が実施しています内部監査員養成研修はこのトレーニングにあたります。本日解説している全体の流れやポイントを詳しく解説したり実践を踏まえた演習を実施したりと業務に沿ったプログラムを作成しております。是非ご応募お待ちしております。
3. 事前準備
・文書レビュー:関連するマニュアルや手順書を事前に確認し、監査の焦点を絞ります。
・チェックリストの作成:監査の際に使用するチェックリストを作成し、主要な監査ポイントを整理します。
4. 現場監査の実施
・インタビュー:関係者へのインタビューを行い、実際の業務プロセスや実施状況を確認します。
・観察:実際の作業を観察し、手順が遵守されているかを確認します。
・文書の確認:記録や報告書を確認し、実績を評価します。
5. 監査結果の評価
・適合不適合改善の機会の特定:規格や社内基準に対する適合不適合改善の機会を特定します。
・強みと改善点:組織の強みや改善点をまとめます。
6. 監査報告の作成
・報告書の作成:監査結果をまとめた報告書を作成し、関係者に配布します。
・フォローアップ:必要な改善策や対応策についても記載し、責任者を明確にします。
7. 改善策の実施
・是正措置の計画:特定された不適合に対する是正措置を計画します。
・進捗確認:改善策の実施状況を定期的に確認し、効果を評価します。
これらのステップを踏むことで、ISO内部監査を効果的に実施し、組織の品質や環境マネジメントシステムを向上させることができます。
最後までお読みいただき誠にありがとうございました。
内部監査は単なるチェックリストではなく、組織の成長と改善のための貴重な機会です。今回ご紹介した流れを参考に、効果的な内部監査を実施し、持続可能な組織作りに貢献していきましょう。次回の監査に向けて、準備を始めてみてはいかがでしょうか?
当社では内部監査員養成研修を毎月開催しております。本日の内部監査の進め方や全体の流れをご説明しておりますので是非ご応募ください!
ISO9001内部監査員研修のページはこちら⇒ ISO9001 内部監査員研修ページ
ISO14001内部監査員研修のページはこちら⇒ ISO14001 内部監査員研修ページ
もし内部監査研修にご興味、話を聞きたい等ありましたらお気軽にお問い合わせください。ご連絡お待ちしております。