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ISO14001とは?例を交えて解説してみた。

このブログを読んでいただきありがとうございます!皆さんこんにちは!ISO絶賛勉強中の三浦と申します。
引き続き見ていただいた方!いつもありがとうございます!
今回はISO14001についてお話していこうかと思います!これからも記事を通して、ISOなどのマネジメントシステム周りの基礎知識を皆様と一緒に学んだり、それらにまつわる情報発信を行っていければと思いますので、ときどき覗きに来てくださいね!

寒い日が続き、温かい飲み物が恋しい時期になって来ました。職場では毎日インスタントの温かいお茶を飲んでいて、その時には紙コップを使っているのですが、毎日飲んでいるとゴミ箱にそこそこの量の紙コップが気づくと溜まっています。

あまり関係ありませんが、美味しいコンビニコーヒー増えましたよね。

使い捨てられていく紙コップたちを見ていると、何となく罪悪感が湧き出てくるのですが(ペーパーレス化とか言われているし…)、最近のコーヒーショップに行くと、ストローが紙になっていますよね。石油資源を減らそう!ということで紙ストローが台頭してきていますが、心の中では「結局紙使うんかい!」と一人ツッコミを入れてしまう今日この頃です。

環境問題が心のどこかにチラつくからこそ感じるものですが、このように環境への配慮はどこかちぐはぐになりがちです。ですが社会や地球のためにも行うべき環境への配慮。何をやったらいいの~という組織に向けて作られているのが今回紹介するISO14001です。

※前回の記事はこちら!「ISO14001」て何?ISO認証取得したら会社にとって何かいいことあるの?

 「環境」って言うけど、大まかすぎません?

ISO14001は環境に対するマネジメントシステムですが、「環境」と一口に言っても分かったような分からないような印象ですよね。様々なニュースを見ていると、森林伐採や海洋汚染、オゾンの破壊などが目につき、環境問題というとかなり大きいスケールで捉えてしまいます。

ですが、日常を思い出してみると「ここ通信環境悪いな…」や「子供たちにはいい環境だね!」など「環境」という言葉を使うことがあるかと思います。そしてその言葉の意味合いとしては、「この辺り」という意味で使いませんか?

そうです。環境とは自分の身の回りのことを指すのです。付け加えていうならば、単純に身の回りということだけではなく、何か行動をした時にその行動が影響を及ぼす範囲(例:電気を付けたら部屋が明るくなった)、といったようなイメージを持つと「環境」という言葉に親近感が生まれるでしょう。

 簡単にイメージ!ISO14001とは?

環境という言葉に親しみを感じたところで、本題のISO14001についてお話ししていきます。環境マネジメントシステムのISO14001ですが、「環境をマネジメントするって…?」と感じる方は多いかと思います。なので、例を使ってイメージを膨らませていきましょう。

例)ある住宅街に店を構えるケーキ屋さんの一日

・車で出勤し、店に入る前に新作のスイーツをSNSでチェック
・仕込みの材料がトラックで到着
・店頭に並べるケーキを作る
・片手で食べられるケーキが食べ歩きに大人気!売れに売れて大忙し
・冬はやっぱりイルミネーション!店舗をライトアップして集客
・大盛況のもと閉店!使った道具はもちろん今日中に洗う
・後片付けが終わり、戸締りをして車で帰る

いかがでしょうか。何も環境に関係のなさそうな話に見えますが、実は一つ一つ環境への影響が懸念される事項が詰まっています。もう一度「環境」という言葉の意味を考えてみてみると、色々なことに気付けるかと思います。それを踏まえ改めて例を見てみましょう。

例)ある住宅街に店を構えるケーキ屋さんの一日

・車で出勤し、店に入る前に新作のスイーツをSNSでチェック
→アイドリングをしていないか?騒音の苦情にならないか?など
・仕込みの材料がトラックで到着
→住宅街の狭い道路を塞いでいないか?来るまでの道のりで騒音被害はないか?など
・店頭に並べるケーキを作る
→焼成の際の匂いが近隣に漏れていないか?煙が近隣住宅を汚していないか?など
・片手で食べられるケーキが食べ歩きに大人気!売れに売れて大忙し
→食べ歩きの際のポイ捨てには配慮しているか?など
・冬はやっぱりイルミネーション!店舗をライトアップして集客
→照明が近隣に与える影響は考えているか?苦情が来た際はどうするか?など
・大盛況のもと閉店!使った道具はもちろん今日中に洗う
→売れ残りのケーキや廃油などを正しく廃棄しているか?など
・後片付けが終わり、戸締りをして車で帰る
→深夜になる場合は走行音が響いていないか?など

環境というのは説明した通り、自身の行動が影響を与える範囲のことを指します。ケーキを販売するということは個人の範疇のように思えますが、改めて見てみると様々な範囲に影響を与えていることが読み取れます。

このように、ISO14001では自分や自分の所属する組織がどのような影響を与えるのかを洗い出し、その影響に対してどのような対策を行っていくのかを決めて行動することが求められます。自分本位ではなく、地域や地球に配慮した組織だと認められることでISO14001は認証されるのです。

 

いかがだったでしょうか?ISO14001は難しそうと思っていた方も、印象が変わったのではないでしょうか?ぜひこの機会にISO14001取得について前向きに検討してみてください。

弊社ではISO14001のコンサルタントや研修のご案内もしております!お気軽にご相談ください

今後もISOなどについてブログで発信していきますので、また見に来てくださいね!

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