このブログを読んでいただきありがとうございます!皆さんこんにちは!ISO絶賛勉強中の三浦と申します。
引き続き見ていただいた方!ありがとうございます!
これからも記事を通して、ISOなどのマネジメントシステム周りの基礎知識を皆様と一緒に学んだり、それらにまつわる情報発信を行っていければと思いますので、ときどき覗きに来てくださいね!
さて、秋も深まり段々と肌寒くなってきて、東京の最低気温が10度を下回る日もちらほらと出てきました。ついこの間まで暑さに参っていたはずなのに…涼しさよりも寒さを感じるような冬の足音が着々と近づいている中、皆様いかがお過ごしでしょうか?
それでもやっぱり食欲の秋!秋サケに秋ナス、キノコにサンマ(今年は手が出しづらいですが…)、ぶどうや柿や梨のフルーツもオンシーズンで、旬のものを楽しむにはいい季節だと個人的には思っています。
しかもこの時期は食品業各社の新製品の発表が多く、街で美味しそうな食べ物の広告を見たりすると、ついつい新味のお菓子を手に取ってしまったり、外食やテイクアウトをしたり、家にいても出前を頼んでしまう機会も増えがちですよね!
でもちょっと待ってください。その食品、本当に安全だと言い切れますか??
脅かすような言い方をしてしまいましたが、食に対する意識が高いと言われているこの日本でも、食品への異物混入、アレルギー物質の表記漏れや産地偽装問題など、普段何気なく口にするものが問題になったケースが少なくないのが事実です。
そんな誰も得をしない事態を未然に回避できるかもしれないのが、今回ご紹介するISO22000なのです。前置きが長くなってしまいましたが、以下に簡単にまとめてみましたのでもう少しお付き合いください。
ISO22000をわかりやすく捉えると?
お堅くISO22000を言葉にすると、国際標準化機構の定めるISOマネジメントシステム規格の1つであり、食品業界に向けた仕事の管理の仕組みをまとめたものになります。
※ISOってそもそも何?という方には改めて別記事で触れていこうと思いますので、そちらも参考にしてみてください。
この説明だけだとちょっと分かりづらいと思いますので、かなーり簡単に、わかりやすくISO22000を捉えるとするならば、「食品に関わる全ての事業者(生産・流通・販売など)各々に応用できる、大小さまざまな事故を起こさないための世界基準に則った方法」といったところです。
つまりISO22000が認証されていているということは、第三者から「安全な食品を作る(運ぶ・生産するなどの)体制が整っている」ことにお墨付きがある、ということになります。
大手の企業しかISOは認証してもらえない?
ISO22000に限った話ではありませんが、ISOシリーズには「入室時に手洗いを必ずすること」「検査機械は常に最新のものを用いなければならない」などといった具体的な決まりごとが明記されているわけではありません。なので、認証を行う機関からOKをもらいさえすれば、事実上どんな企業でも(お一人の企業でも)取得することができます。
安全に食品を扱うにはどんなルールが必要だろうか?そのルールで問題はないだろうか?といった自問自答を絶えず継続的に行い実践するそのサイクルが、国際的な基準からみても十分であることが認められれば、ISO22000の要件を満たすことになるでしょう。元々あった社内ルールを少し改良すれば認証を受けられることだってあり得ます。
「自問自答ってことは社内で自主的にやらなきゃいけないんでしょ…そんな時間も知識もないよ…」「もうちゃんとした社内ルールがあるけど、もしかしてうちも認証取れるの?」と思った方はこちらまで!
ISO22000を取得していると?
食品関係の会社に勤める皆さんには半ば一般常識的になっており、少しずつ認証されている企業が増え始めているISO22000ですが、我々一般消費者の目線からはどう見たら良いものなのでしょうか。
本ブログの冒頭でもお話ししたように、普段私たちはあらゆる食品を口にしています。だとしても毎日の食事の時に、だれが作ったかも分からないような信用できないものなんて皆さんも食べないかと思います。
ただ、その信用できる食べ物って一体何でしょうか?極論、自分一人ですべての食材や調味料、調理器具を生産・製造過程からチェックした上で揃え、自分で(または信頼のおける人が)調理するのが一番安全です。でもそんなことは到底現実離れしていますよね。
ほとんどの方が、「自分の家族が作ってくれたから」「大手の食品メーカーが販売しているから」「今流行の行列のできるお店だから」などといった、自分が信用できると思う食べ物を口にしていることでしょう。
その基準の中にぜひ「ISO22000が認証済みであること」を追加してみてください。
仮にお惣菜を作っている会社が取得しているならば、上記に挙げたような「すべての食材や調味料、調理器具を生産・製造過程からチェックした上で揃え、信頼のおける人が調理する」体制ができており、第三者からも認められている証明になります。
結局、ISO22000は取らなきゃダメなの?
ここまで簡単にお話ししたISO22000ですが、結論としては取らなくてもダメということはありません。我々消費者は、食品を取り扱うすべての企業が、安全第一のルールにのっとりおいしい食べ物を届けてくれていると信じています。
でもせっかく行っている活動を形にできるのなら、企業もアピールができる上に消費者も安心ですよね。そんな企業の努力を消費者にもわかりやすく伝えてくれるのが、今回ご紹介したISO22000でした。
今後もISOなどについてブログで発信していきますので、また見に来てくださいね!